![[Scratch3.0]スクラッチで学ぶプログラミング入門 「ブロックの形」の説明](https://ukonn.net/wp-content/uploads/2018/12/block-eyecatch-min.png)

おっす!
オラはみんなにスクラッチ(Scratch)を教えるためにやってきた「きんた・まりす」だぞ。
「まりす」って呼んでくれたらうれしいぞ。
今回は「ブロックの形」について説明するぞ。
できるだけ簡単に説明するから最後までちゃんと読んで理解するんだぞ。
レッツ・スクラッチだぞ!
1.はじめに
「スクラッチ」のブロックには、たくさんの種類があることはみんな知っているな?
でも、実は、ブロックの形によって何種類かに仲間分けできることは知っていたかな?
もし知らなかったなら、今からブロックの形による種類わけの説明をするから見てほしいぞ。
2.ハットブロック
図1.ハットブロックの例
まずは、「ハットブロック」の説明だぞ。
「ハットブロック」は↑の図みたいに、上が丸く、下にだけブロックが繋げられる形をしたブロックのことだぞ。
多分、形が帽子みたいだから「ハットブロック」って名前なんだと思うぞ。
(帽子は英語でハットっていうんだぞ)
「ハットブロック」は下にしかブロックを繋げられないから、スクリプトを実行するときに使われるんだぞ。
(スクリプトっていうのは、簡単に言うとブロックを組み合わせたプログラムのことだぞ。)
また、「ハットブロック」のほとんどは、何かをきっかけに実行されるんだぞ。
例えば、図1にもある「旗ボタンがクリックされたとき」ブロックは、「旗ボタン」がクリックされたのをきっかけに実行され、
「スペースキーが押されたとき」ブロックは、「スペースキー」が押されたときをきっかけに実行されるんだぞ。
このことを覚えておくと、プログラミングするときに役に立つから、覚えておくといいぞ。
3.スタックブロック
図2.スタックブロックの例
次は、「スタックブロック」の説明だぞ。
「スタックブロック」は図2みたいに、上にも下にもブロックを繋げることができる形をしたブロックのことだぞ。
この「スタックブロック」は「10歩動かす」ブロックや「こんにちは!と言う」ブロックなど、
たくさん種類があるぞ。
また、上にも下にもブロックを繋げることができるので、先ほど説明した「ハットブロック」の下に繋げたり、
同じ「スタックブロック」に繋げたりできるので、プログラミングするときに一番使う形のブロックとなるぞ。
4.値ブロック
図3.値ブロックの例
次は、「値ブロック」の説明だぞ。
「値ブロック」は、図3のように、全体的に丸い形をしたブロックのことだぞ。
「値ブロック」には、数字や文字などの「値」が入っていて、クリックすると、どんな「値」が入っているか確認することができるぞ。
(スクラッチでいう「値」とは、簡単に言うと、数字や文字のことだと覚えておけば大丈夫だぞ)
また、「値ブロック」は、他のブロックの中にはめ込んで使うことが多いんだぞ。
↓の画像では、「10歩動かす」ブロックの数字の部分に、「値ブロック」である「x座標」ブロックをはめ込んだ例だぞ。
「x座標」が大きくなると、動く量も大きくなっているのがわかるぞ。
こんな感じで、「値ブロック」をうまく使えば、面白いプログラムが作れるから、
どんどん「値ブロック」を使ってみてほしいぞ。
5.真偽ブロック
図4.真偽ブロックの例
次は、「真偽ブロック」の説明だぞ。
「真偽ブロック」は、図4のように、左右がとんがった形をしたブロックのことだぞ。
「真偽ブロック」は「値ブロック」と同じく「値」が入っているんだけど、少し違うのが、
「真偽ブロック」に入っている「値」は、「真偽値」の「true」か「false」だけなんだぞ。
どっちも英語で難しいと思うけど、「true(はい)」で「false(いいえ)」と覚えておけば大丈夫だぞ。
(↓「真偽値」が分からないお友達は下の記事を読めばすぐわかるぞ。)
「真偽ブロック」は「true」か「false」かの状態を表すブロックなので、
使い方としては、↓の画像のように、条件に当てはまっているかどうかを調べるために使われることが多いぞ。
少し説明しておくと、このプログラムは、もし「スペースキー」が押された、という条件に当てはまっているなら、
「押されたよ!」と言い、「スペースキー」が押された、という条件に当てはまっていないときは「押されてないよ!」と言うプログラムだぞ。
この「スペースキー」が押された、という条件を調べるのに、「真偽ブロック」の「スペースキーが押された」ブロックを使い、
「スペースキーが押された」ブロックの「値」が「true」だったら条件に当てはまっている、「false」だったら条件に当てはまっていない、
と判断しているんだぞ。
他にも「真偽ブロック」はいくつかあるので、色々使ってみると、「真偽ブロック」の使い方が分かってくると思うぞ!
6.C型ブロック
図5.C型ブロックの例
次は、「C型ブロック」の説明だぞ。
「C型ブロック」は、図5のように英語の「C」の形をしたブロックのことだぞ。
「C型ブロック」は、「条件分岐」や「繰り返し処理(ループ)」をプログラムで使うためのブロックとなっているぞ。
(↓「条件分岐」や「繰り返し処理(ループ)」についてわからないお友達はぜひこちらの記事を読んでほしいぞ)
使い方は、口みたいになっているところにブロックを組み合わせて使うんだぞ。
一つ例として、「10回繰り返す」ブロックの中に、「10歩動かす」ブロックを組み合わせた例を紹介するぞ。
実行すると、「10回繰り返す」ブロックの中に組み合わさっている「10歩動かす」ブロックが10回繰り返し実行されているのがわかるぞ。
「C型ブロック」は、口みたいになっているところに組み合わさっているブロックを実行する効果があるけど、
どんな条件で組み合わさっているブロックを実行するかは、それぞれのブロックによって違うぞ。
ゲームをプログラムで作る場合、「C型ブロック」はとても役に立つので、ぜひ使いこなせるようになってほしいぞ!
7.キャップブロック
図6.キャップブロックの例
次は、「キャップブロック」の説明だぞ。
「キャップブロック」は、図6のように上にだけブロックを繋げることができるブロックのことだぞ。
「キャップブロック」は、スクリプトをストップするために使うブロックなんだぞ。
ストップするということは、もうこれ以上プログラムを動かさないということなんだぞ。
だから、「キャップブロック」は上にしかブロックを繋げることができないんだぞ。
ちなみに、英語で「蓋」のことを「キャップ」っていういんだぞ。
プログラムに蓋をしてストップするから「キャップブロック」と覚えるといいぞ!
8.おわりに
これで、ブロックは形で種類わけできることが分かったと思うぞ。
プログラムをする上で絶対に覚えておかないといけないというわけじゃないけど、
覚えていると便利なんだぞ。
それじゃまたな!
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