![[Scratch3.0]スクラッチで学ぶプログラミング入門 「~秒待つ」ブロックの使い方](https://ukonn.net/wp-content/uploads/2019/01/~秒待つブロック-eyecatch-min.png)

オラはみんなにスクラッチ(Scratch)を教えるためにやってきた「きんた・まりす」だぞ。
「まりす」って呼んでくれたらうれしいぞ。
今回は「制御ブロック」の「~秒待つブロック」について説明するぞ。
できるだけ簡単に説明するから最後までちゃんと読んで理解するんだぞ。
レッツ・スクラッチだぞ!
1.「~秒待つ」ブロックとは
「~秒待つ」ブロックとは、「~」の部分に設定した秒数だけ、プログラムを一時停止できるブロックだぞ。
「スクラッチ3.0」だと、「コードタブ」→「制御ブロック」の中に「~秒待つ」ブロックはあるぞ。
(下の画像をみたらすぐわかるぞ)
普通、プログラムは実行すると、最後まで止まらずに実行されるぞ。
だけど、ゲームなどを作っていると、どうしてもプログラムを途中で一時停止させたい場合があるぞ。
そんな時に使うのが、プログラムを一時停止することができる「~秒待つ」ブロックというわけだぞ。
実際に「~秒待つ」ブロックが役に立つ例を1つ紹介するぞ。
例えば、こんなプログラムがあったとするぞ。
このプログラムは実行されると、「スペースキー」が押されるたびに「スプライト」を「10歩動かす」プログラムになるぞ。
多分、このプログラムの実行イメージは、「スペースキー」を一回押すと「10歩動く」だと思うけど、
実際に実行してみると、「10歩」以上動くことがあるんだぞ。
これはなぜかというと、プログラムの実行スピードがとても速いことが原因なんだぞ。
プログラムは一瞬の間でも、いくつもの処理を実行できるくらい実行スピードが速いんだぞ。
だから、オラたちが一回スペースキーを押している間に、プログラムは「もしスペースキーが押されたら10歩動かす」という処理を何回も実行し、その結果、「10歩」以上動いてしまうんだぞ。
この問題を解決するために使うブロックが「~秒待つ」ブロックなんだぞ。
このブロックを「10歩動かす」ブロックの後に組み合わせることで、一度「10歩動かす」ブロックが実行されると、その後に「~秒待つ」ブロックが実行されて、プログラムが一時停止するようになるぞ。
プログラムが一時停止されると、一時停止が終わるまではプログラムが実行されないため、何回も「もしスペースキーが押されたら10歩動かす」処理が実行される、ということが無くなるんだぞ。
このテクニックはスクラッチでゲームを作る時などに役に立つから覚えておくといいぞ!
2.使い方の例
1.最初は、「1秒待った後、10歩動かす」例だぞ。
この例では、「~秒待つ」ブロックの「~」部分に「1」を設定して、
実行後、プログラムを1秒間一時停止した後、10歩動かしているぞ。
2.次は、「ずっと右に15度回した後0.2秒待つ」例だぞ。
この例では、「ずっと」ブロックの口みたいなところに「右に15度回す」ブロックと、
「0.2秒待つ」ブロックを組み合わせて、ずっと0.2秒ごとに右に15度回している例だぞ。
「右に15度回す」ブロックだけだと、連続で実行されてクルクルと早く回転してしまうけど、
「0.2秒待つ」ブロックを使って、「0.2秒」という短い時間だけプログラムを一時停止することで、
時計の針のようにチクタクと回転させることが出来るぞ。
3.最後は、「5秒カウントダウンする」例だぞ。
この例では、「変数」を使って、5秒カウントダウンしている例だぞ。
ネコのスプライトが5秒カウントダウンしているのがわかると思うぞ。
この例で紹介したプログラムを使うと、制限時間のあるゲームを作ることが出来るぞ。
また、「変数」については長くなるので別の記事で説明するぞ。
3.まとめ
最後にまとめるぞ!
これを見た後は、実際に「~秒待つ」ブロックを使って遊んでみるといいぞ!
それじゃまたな!
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